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世界ラリー選手権から撤退 富士重、聖域にメス
このニュースのトピックス:モータースポーツ
富士重工業は16日、今年限りで国際的な自動車競技「世界ラリー選手権」(WRC)から撤退すると発表した。製造者部門とドライバー部門でともに3度の総合優勝を果たし、「スバルブランド」の認知度向上と量販車の技術水準を高める原動力となってきたが、世界的な自動車市場の悪化に歯止めがかからないなかで、“聖域”にメスを入れる苦渋の決断を下した。
富士重は平成2年にWRCに参戦。20年近くにわたり、モータースポーツ専門会社プロドライブと連携しながら、WRC活動を実施。17年以降は不振にあえいでいたものの、多数の優勝を経験し高い存在感を放ってきた。
同日、都内で開いた会見で富士重の森郁夫社長は「かなり残念だが、想定以上の経営環境の悪化で苦渋の決断を下した。続けたかった」と撤退理由を説明した。
モータースポーツ活動をめぐっては、すでにホンダが世界最高峰のレース「F1世界選手権」からの撤退を決定。スズキもWRCへの参戦を来年から休止すると発表している。
富士重の参戦に必要な資金は年50億円にのぼり、休止による経費節減効果は次世代環境技術の開発や内燃機関の高度化などへ振り向ける。
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