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住金、減産60万トンに拡大 粗鋼7年ぶり前年実績割れへ
このニュースのトピックス:景気
住友金属工業が平成20年度下期の粗鋼生産の減産量を10万トンから60万トンに6倍に拡大することが3日、分かった。この結果、同社の今年度の粗鋼生産量は7年ぶりに前年度を下回る。主要な取引先である自動車メーカーが販売不振で相次いで減産に乗り出しており、来年1〜3月期の自動車用鋼材生産計画を下方修正した。他の大手鉄鋼メーカーも減産幅を拡大しており、世界的な景気悪化による生産の縮小均衡に拍車がかかっている。
住金の今年度の粗鋼生産量は期初の段階で前年度実績(1362万トン)に比べ3・5%増の1410万トンを計画。自動車を中心とした高級鋼材の需要拡大で、生産能力限界のフル操業が続いていた。
しかし、9月の“リーマン・ショック”を境に状況が一変。08年9月中間決算を発表した10月30日に計画比で10万トンの減産を発表した。その後も、国内自動車各社の減産が相次ぎ、わずか1カ月余りで大幅な減産拡大を余儀なくされた。
同社では、今年度の自動車生産台数の予想を当初の1180万台から1080万台に下方修正し、溶融亜鉛メッキ鋼板など自動車向け鋼材生産を計画比で7%減産する。全体で60万トンの減産により、今年度の粗鋼生産量は前年度比0・9%減の1350万トンとなる見込みだ。
11月の国内新車販売台数が39年ぶりの低水準に落ち込むなど自動車不況は深刻化しており、鉄鋼各社はさらなる減産拡大に追い込まれる可能性がある。
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