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「上海を耕しながら東京育てる」 森ビル・森稔社長インタビュー (1/2ページ)
このニュースのトピックス:金融危機
森ビルが中心となって中国・上海市に建設してきた地上101階建て超高層ビル「上海環球金融中心」が10月25日に本格的に開業した。森ビルは国際金融センターの核としたい考えだが、事業の中心地である東京とのすみ分けをどう進めるのか。上海、東京の開発戦略を森稔社長(74)に聞いた。(山口暢彦)
−−上海環球金融中心の出足は
「上海は中国の経済発展の象徴。海外からの注目度が高く、上棟式には多くのメディアが詰めかけた。3割の予定だった入居率が45%でスタートし、現在は5割と好調だ。国際金融センターを目指す目標はぶれていないが、金融危機を受け、テナントとしてメーカーなどへもターゲットを広げることになるだろう」
−−周辺の開発はどのように提案するのか
「われわれが提案したいのは、都市機能を立体的に集約して複合利用する『垂直庭園都市』だ。緑地整備した地面の地下には商業施設を展開したい。また映画館や美術館といった文化的施設をつくるほか、メディアセンターを設け、金融や文化の情報を世界に発信していきたい」
−−東京も“磁力”を高めなければならないというのが持論だ
「現在、森ビルの経営資源の配分比率は東京が8で、上海は2。上海を耕しながら東京を育てていく。上海とは競争する部分もあるが、それぞれが実体経済に合わせた国際金融センターとして発展するのではないか。経済成長スピードは中国の方が速いが、東京は時差の関係で1時間早くマーケットが開くなどメリットもある」
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