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「派遣切り」に悲鳴殺到 職も住も失い…「年が越せない」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:労働・雇用
世界的な景気の冷え込みが加速する中、メーカーが派遣会社との契約を更新しない「派遣切り」の動きが広がっている。厚生労働省が先週発表した集計では仕事を失う派遣社員は1万9775人。工場の寮を追われ、野宿生活に追い込まれるケースが目立つほか、住所不定から企業の信用を得られず、次の派遣先が決まらない悪循環に陥る人も出現するなど事態は深刻化している。師走に入り、解雇が加速するという見通しもあり、派遣社員から「このままでは年が越せない」との悲鳴が上がっている。
相談480件
トヨタ自動車が本社工場を置く愛知県豊田市。関連の部品工場で働く30代の男性は9月、解雇を言い渡された。契約は、あと1カ月余り残っていたが「不況」を理由に突然、宣告されたという。「すぐに出て行ってくれ」と、次の派遣先も決まらないままに寮を追われた。当初は、ネットカフェなどで寝泊まりしていたが、薄い蓄えはすぐに底を尽き、今はホームレス生活を続けながら職を探す。
「どうすれば現状を打破できるのか教えてほしい」と男性は支援団体に訴えたが、解雇した工場では受け入れる余力はなく、解決先は見いだされていない。
男性は、労働組合の派遣ユニオンが11月29、30日に全国各地で設置した「ホットライン」に、こうした窮状を訴えた。同ユニオンによると、2日間で、約480件の相談が全国の派遣社員から寄せられたという。
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