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【日本よ】石原慎太郎 零細なるものをこそ救え! (1/4ページ)
世の中では一般に、華やかに事業を展開している大企業以外の企業のすべてをくくって中小企業と呼ぶが、この呼称は日本の産業経済を底辺で支えているごくごく小さな企業たちへの正確な認識を損ないかねない。
いわゆる『中小企業』の階層構造は複雑で、上場されているものや優に近い将来上場に漕ぎつけられるものから、家族数人で手内職に近く運営されているものまで形も規模もさまざまである。かつまたその特質もさまざまで、他では不可能な技術によって体をなしているもの、例えばアメリカが最先端のロケットやミサイルを開発しようとする際、完了した設計をまず試作モデルとして出現させる段階でその後の多量生産に乗せるため設計図通りの第一号製品を作り出すためには超微妙な膨らみを持つ尖端(せんたん)部分の制作には日本の職人のみが可能な『へら絞り』という、高速で回転させる金属硬盤を遠心力を使って立体的な丸みを搾り出す技術が不可欠だし、後者の事例としては、規模は小さくとも鋭意な発想を持つ限られたスタッフが全く新しい製品を作り出すケースが沢山(たくさん)ある。
そうした人材のほとんどは世間で有名な大企業には属してはおらず、社会の底辺近くで努力し続けている。
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