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高級ブランド値下げ相次ぐ 金融危機が影響か (1/2ページ)

2008.11.30 19:24
高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ銀座2丁目交差点=東京都中央区高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ銀座2丁目交差点=東京都中央区

 ルイ・ヴィトン、カルティエ、フェラガモ−。日本市場を“ドル箱”にしてきた海外の高級ブランドが、相次いで値下げに踏み切っている。円高ユーロ安が進み、商品コストが下がったことが理由だが、これだけのブランドが一斉に値下げするのは異例。背景には高額品の販売が急速に落ち込んでいることも影響しているとみられ、米国の金融危機に端を発した世界的な景気後退が高級路線の転換を迫っている。(田村龍彦)

 仏宝飾品ブランド、カルティエは、11月21日から時計やアクセサリーなどほぼ全商品を平均約10%値下げした。カルティエを展開するリシュモン・ジャパンでは「円高をみて、適正な価格にした。ディスカウントして売り上げを伸ばそうという意図はない」と話す。

 29日からは、ルイ・ヴィトンがバッグや革小物などを平均7%値下げした。値下げはほぼ4年半ぶりで、為替や製造コストなどから判断したという。仏高級服飾ブランドのクリスチャン・ディオールも、12月2日からバッグやレザーグッズなど一部商品を平均8%値下げする。

 海外の高級ブランドはこれまで「ブランド価値の低下につながるおそれがある」(業界関係者)と、値下げには距離を置いていた。しかも、クリスマスを控え、最も売れる時期だけに、大手百貨店の担当者は「普通なら値下げしないはず」と驚きを隠さない。しかし、世界的な景気後退は高級ブランドの足元を揺さぶっている。

 ルイ・ヴィトンを展開する仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンでは1〜9月期の売上高のうち日本が11%を占めるが、この期間の日本の売上高は前年同期に比べ7%減った。伊宝飾品ブランド「ブルガリ」は値下げを見送っているが、グループを率いるフランチェスコ・トラーパニ最高経営責任者は「各国の株価が下落し、10、11月の売り上げは過去にないほど悪い。クリスマスはもちろん、2009年も厳しい状況は続くだろう」と話す。

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高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ銀座2丁目交差点=東京都中央区
高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ銀座2丁目交差点=東京都中央区
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