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【金融危機】ビッグ3存亡の危機 救済か否か、米国を二分 (2/3ページ)
次期大統領に民主党のオバマ氏が決まり、米国は1980年代以降脈々と続いた「小さな政府」から、財政支出など市場への介入に積極的な「大きな政府」への転換期にさしかかっている。GMは大統領選挙から3日後の7日、「政府の支援がなければ来年前半に資金が不足する」と宣言した。オバマ氏は同じ日の記者会見で「自動車産業は米経済の屋台骨だ」と支援が必要だとの認識を示した。選挙戦でオバマ氏は、全米自動車労働組合(UAW)の支援を受けている。
その後、民主党は、金融安定化法の7000億ドルの公的資金枠から250億ドルをつなぎ融資する救済法案を急ごしらえし、17日に上院に提出した。
しかし、ブッシュ政権は民主党案をかたくなに拒んでいる。自動車産業向けに、低燃費車の増産を目的とした総額250億ドルの政府保証付き低利融資が議会で承認されており、これを活用すればよい、というのがブッシュ政権の姿勢だ。
共和党内には、裁判所の監督下で操業を続け再建を目指す「連邦破産法11条」の適用申請もやむをえない、という声が少なくない。その急先鋒(せんぽう)であるシェルビー上院議員は、ビッグスリーを「恐竜」と呼ぶ。かつては肥大化し繁栄を謳歌(おうか)しながらも、今やSUV(スポーツ用多目的車)など燃費が悪い車に資源を集中し、ハイブリッド車など低燃費車への転換が出遅れたビッグスリーは、“絶滅”の危機にひんする「失敗したモデル」というわけだ。
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