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【金融危機】ビッグ3存亡の危機 救済か否か、米国を二分 (1/3ページ)
米国の繁栄の象徴が存亡の危機にある。自動車3大メーカーのビッグスリー。金融危機の直撃を受け、販売は急減し資金繰りが悪化した。窮地に陥ったこのビッグスリーを救済すべきか否か−。米国では今、国論を二分する論争となっており、この問題はオバマ次期政権を悩ますことにもなりそうだ。(ワシントン 渡辺浩生)
「原因は世界の金融危機だ。(破綻(はたん)すれば)米経済に壊滅的な被害が及ぶ」
18日午後、米自動車産業に対する支援の是非をめぐる米上院銀行委員会の公聴会。ゼネラル・モーターズ(GM)のワゴナー会長はこう力説し、公的資金による緊急支援を訴えた。クライスラーのナルデリ会長も「破産を申請したメーカーからは消費者は車を買わなくなる」。
自動車産業は米国の経済を牽引(けんいん)してきた。労働人口の10人に1人、約1300万人が自動車関連分野で働く。フォード・モーターのムラーリ最高経営責任者(CEO)は「3社のうち1社でも破綻すれば自動車部品、ディーラーに連鎖し、1年以内に最大300万人が失業する」と危機感をあおった。
企業のトップが、プライドもかなぐり捨て「破綻」に言及してまで国に助けを求めたのだが、自らの経営責任を認めたのは誰一人いなかった。
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