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格安トロ値上げ? 地中海産クロマグロ半減へ
地中海産クロマグロの漁獲枠を決める大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の年次会合がモロッコで17日から始まる。焦点は、2009年の総漁獲量を今年のほぼ半分に削減するかどうか。主な消費国である日本が、自然保護団体からの批判をかわすために半減に同意する意向のため、「半減」で合意に達する公算が高い。地中海産のクロマグロは、主に格安のすし店で本まぐろトロの材料になっており、大幅な値上げも予想される。
クロマグロは「本まぐろ」と呼ばれ、トロが大量にとれる高級魚。日本近海の天然モノは漁獲量が限られるため、高級すし店でトロ一貫が1000〜2000円するが、地中海産は、小さいクロマグロを捕獲して短期間にいけすで太らせる半養殖の漁「畜養」を行うため比較的安価。サラリーマンやOLも格安すし店や回転ずしで300〜500円で食べられる。
ICCATは、地中海のクロマグロについて、各国に漁獲枠を設定して規制している。2008年は総漁獲量を2万8500トンに制限したが、専門家で構成する下部組織の科学委員会が今年10月、09年は1万5000トンまで下げるべきと報告した。今回の会合で、この総漁獲量の是非が議論される。
水産庁は「クロマグロの生息数減少が自然保護団体などで問題とされている。完全禁漁となるのを避けるためには厳しく管理するしかない」と話しており、年次会合では漁獲枠半減に支持を表明する。主な消費国である日本が支持することから総漁獲量半減で合意に達する公算が高いという。
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