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【日銀利下げ】識者・嶌峰義清(第一生命経済研究所主席エコノミスト)
このニュースのトピックス:金融危機
政策金利の引き下げにより、短期金融市場を通して銀行の貸し出しが進めば、個人の借り入れ負担が軽くなることが期待される。たとえば住宅ローンでは変動金利が低下するため、住宅取得を考えている消費者には追い風となろう。
また、資金繰りの厳しい企業にとっても、悪化度合いが緩和される。その前提となるのは、相場が落ち着き、銀行が貸し出しをきちんとすることだ。
利下げ幅が0・2%にとどまったことで、31日の日経平均株価は終値で前日比450円以上下落した。市場は日銀の態度に慎重な姿勢を感じたからで、積極的な銀行への貸し出しが望まれる。
利下げ効果に加えて、政府の追加経済対策により、景気浮揚効果が表れるのは間違いない。家庭への定額給付金は一定の消費を喚起し、米国発の金融危機で日本の企業が倒産するリスクも軽減できる。
ただ、景気はさらに悪くなると考える人は多く、今回の利下げだけでは車や家の購入にまではつながらないなだろう。
日銀は今後も状況に応じて、必要な金融政策をとるという強い姿勢を持ち続けてほしい。(談)
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