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米の農業変える?水耕栽培 環境にも貢献
【レノ(ネバダ州)=USA TODAY(ジョナサン・ライト)】水耕栽培で米国の農業を変えようと意気込む兄弟がネバダ州レノにいる。2006年にネバダ・ナチュラルズを設立したトム、ジョン・ブラウント兄弟で、2つの温室で3万2000株の野菜を栽培、すでに1日90キロを出荷している。
温室ではカラシナ、ブロンズフェンネル、メルローレタス、バジル、マスタードなどさまざまな野菜が栽培されている。レタスだけでも21種類、発芽してすぐ摘み取るマイクログリーンは24種類もある。
これらの生産に要する水の量は95リットル。「農地を保護し、化学殺虫剤を使う必要もない」と兄弟はいう。近くの野菜市場と特定のレストランに供給しているので輸送用燃料も少なくてすむ。「地元農産物への需要が増えており、それに合わせた増産体制を取れば水耕栽培は未来の農業になる」と兄弟は自信満々だ。
近く、温室を4つに増やす計画。完成すればそのうち3つは深さ15センチの養液の上を流れる容器に植物を入れる新しい方法を採用する。残りの1つはトマトなどの空中栽培用。温室が4つになったときの月産量は4535キロになるという。
イスラエル、オーストラリア、オランダでは大規模な水耕栽培が盛んだが、米国では水耕栽培を行う農家は少ない。「従来の栽培法を取っている農家のロビー活動が強烈で、栽培法を変えようとしない人が多い」とトムさん。
しかも、政府は水耕栽培農家に対する補助金や融資をようやく検討し始めたばかり。だが、トムさんは「水耕栽培が環境保護に貢献するという議論が活発にならなくても、われわれは消費者の味覚にいつでも訴えることはできる」と意に介していない。
(c) 2007, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.