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JTBツアーが携帯翻訳サービス 北京五輪で実証実験
パソコンや情報機器を用いた音声自動翻訳システムを開発している情報通信研究機構(NICT)は、北京五輪の観戦ツアー客に専用ソフトを搭載した携帯電話を貸し出し、北京と日本を結んで翻訳サービスを提供する実証実験を行う。携帯に向かって話しかけると、翻訳音声が返ってくる仕組みで、観光やショッピングなどさまざまな場面で役立つ。開発中のシステムを海外旅行の“実戦”に投入し、成否の事例を集めて機能向上に結びつける。
このシステムは、日本語を話せば中国語に、中国語を話せば日本語に翻訳し、電子音声と文字で伝達。携帯電話1つで日本語と中国語に双方向コミュニケーションを可能にする。今回はJTBの協力を得て、北京五輪ツアー客のうち希望者50人に携帯を貸し出す。
翻訳作業は携帯本体でなく日本のサーバーが行い、国際データ通信経由で提供される。その方が翻訳用辞書の語彙(ごい)を充実させ、常に最新辞書を利用できる。
NICTは総務省所管の独立行政法人。十数カ国語や方言、専門用語などをカバーする広範な翻訳ソフトの開発に取り組み、数年内の商用化を目指している。携帯を用いた音声翻訳は、すでにNTTドコモが英語や中国語向けサービスを提供しているが、文字表示だけで、辞書の語彙(ごい)も限られるなど制約が多かった。
一方、今回の実験では携帯とは別に、辞書を内蔵した専用翻訳機も50台用意し、北京在住の日本人に試してもらう予定だ。
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