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「北京」間に合った ダビング10スタート (1/2ページ)
デジタル放送を複製できる回数を従来の1回から10回に緩和する「ダビング10」が4日、始まった。利用者の利便性が高まるため家電量販店は夏場の商戦に弾みがつくと期待する。ただ、約1カ月遅れで開始となったダビング10の根底には、メーカーと著作権団体が対立する著作権問題の火だねが依然としてくすぶり続けている。
■「買い替えるつもり」
北京五輪の商戦に間に合うか危ぶまれたダビング10だっただけに、家電量販店では販売を盛り上げる効果に期待する声が出ている。ビックカメラ新宿西口店は「録画再生機(レコーダー)売り場は普段の平日より3〜4割客が多い」(売り場担当者)という。来店した埼玉県の男性会社員(25)も「早速、対応機種に買い替えるつもり」。
ダビング10に対応するのは、比較的新しいハードディスク駆動装置(HDD)付きのDVD・新世代DVDレコーダーやパソコンだ。4日前後から放送を通じて機器に送信されるソフトにより、10回の複製が自動的に可能になる。送信されるソフトが機器内のソフトを更新し、コピー制限が緩和される仕組みだ。
年間数百万台が販売されるレコーダーのソフトを短期間に一挙に更新する「未曽有の取り組み」(放送関係者)だったため、トラブルも心配された。実際、一部メーカーの製品で不具合の発生が判明した。
松下電器産業製のレコーダーの一部機種は1日から送信され始めたソフトの影響で、レコーダー画面に「HDDをフォーマット(初期化)してください」と誤った表示が出たため、利用者から約300件の問い合わせがあった。原因とみられる送信ソフトのプログラムを3日までに修正。「4日以降は問題は起きていない」という。このほか目立ったトラブルはなかったが、「所有する製品はダビング10ができるのか」などの問い合わせが通常より増えているというメーカーもある。

