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【岩手・宮城内陸地震】安否情報は携帯で 災害用伝言板 活用進むも利便性に課題

2008.6.16 20:45
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地震発生直後の行者滝。滝は土砂で埋め尽くされ、水の流れはなくなっている(提供写真) 地震発生直後の行者滝。滝は土砂で埋め尽くされ、水の流れはなくなっている(提供写真) 

 岩手・宮城内陸地震で、携帯電話経由で安否を知らせる災害伝言サービスの登録件数が、固定電話の同種サービスの約2倍に達したことが分かった。緊急時の通信インフラとしての携帯の重要性が改めて裏付けられた格好だが、被災者が加入する携帯会社を知らなければ容易に伝言を見つけられないなど、運用面での課題も浮き彫りになった。

 今回の地震で、NTT東西の固定電話経由での音声伝言サービス登録件数は2万5374件。一方、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの携帯3社が提供する、インターネット接続サービスを使った文書での伝言登録件数は約4万6000件にのぼった。

 災害伝言サービスは阪神淡路大震災を機に、NTT東西が平成10年3月に音声サービスを開始した。その後、NTTドコモが16年1月に通信網への負担が少ないネット経由で文書を書き込む伝言サービスを導入。他社も足並みをそろえて運用体制を整えた。

 例えば、NTTドコモなら「iモード」を使い「災害用伝言板」にアクセス。「無事です」「被害があります」「避難所にいます」などの定型文のほか、100文字以内でコメントを書き込める。家族や事前に登録した知人に、伝言が書き込まれたことをメールで伝えることも可能だ。

 ただ、携帯の伝言サービスは各社が個別に提供しており、被災した知人などが加入する携帯会社が分からなければ、複数社のサイトに接続し、伝言を探す必要がある。ネットに不慣れな高齢者などには、大きな負担になる。

 一方で、NTT東西はパソコンのネット接続を用いて音声、画像、動画などが登録できる伝言サービスも提供しているが、今回の登録件数は599件。「混乱した状況で動画登録など複雑な作業が必要」などの指摘もあり、サービスの存在意義が問われている。

 安否情報は、早く、簡単に、確実に伝えられることが最重要。各社のサービス間の連携を深めたり、統合するなどの取り組みが求められそうだ。

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地震発生直後の行者滝。滝は土砂で埋め尽くされ、水の流れはなくなっている(提供写真) 
家畜やペットの世話をするため、一時帰宅した三浦鉄男さん。真っ先に牛舎に向かい牛たちの世話をした =16日午後、宮城県栗原市・花山地区(中井誠撮影)
<岩手・宮城内陸地震>昨年撮影された「行者滝」。地震後、滝の周辺で行方不明になっている人がいると推測される(写真は栗駒総合支所提供)
「岩手・宮城内陸地震」。土石流で生き残った駒の湯温泉で飼われていた2匹の白鳥。 いまだ行方不明者の捜索活動が続く泥の中をさまよい続けていた=午後10時23分 宮城県栗原市の駒の湯温泉で
岩手・宮城内陸地震 駒の湯温泉の現場から、上流に沿って土砂崩れが起きた=16日、宮城県栗原市 午前2時40分ごろ (本社ヘリから、清藤拡文撮影)
栗駒スポーツセンターの野球場につくられた臨時ヘリポート 駒の湯に救援に向かう自衛隊のヘリを付近の住民らが珍しそうに見物にやってきた=16日午後4時、宮城県栗原市【鈴木健児撮影】
地震で壊れた宮城県栗原市議会議場
【岩手宮城内陸地震】 復旧活動が本格化。地震で崩落した国道342号を復旧するため、重機を使っての工事が行われているが、余震が続く中での危険な作業だ =16日午前、岩手県一関市(奈須稔撮影)
平成20年岩手宮城内陸地震  山の斜面が崩れ落ちた栗駒山付近では、地震により傾き、住めなくなった家があった=16日午前8時、宮城県栗原市(鈴木健児撮影)
クリネックススタジアム宮城で行われたプロ野球の楽天−巨人戦で、7回楽天の攻撃前にスタンドのファンが掲げた地震の被災者を励ます横断幕=16日夜、仙台市宮城野区
岩手・宮城内陸地震。駒の湯温泉の現場から3キロメートルほど下流では、裏沢にかかる橋の下で行方不明者の捜索が行われた.長い棒を使って沢を探る様子が見える=16日、宮城県栗原市 午前10時5分ごろ(本社ヘリから、清藤拡文撮影)
「岩手・宮城内陸地震」 駒の湯温泉で行方不明になっていた7名のうち4名目の遺体が発見され、搬出が行われた =午後1時00分 宮城県栗原市の駒の湯温泉で
「岩手・宮城内陸地震」 土石流押しつぶされた駒の湯温泉からバケツで泥水をかき出す自衛隊員 =午後1時19分 宮城県栗原市の駒の湯温泉
岩手・宮城内陸地震。早朝から捜索が始まった駒の湯温泉。ぬかるんだ現場で懸命な捜索活動をする捜索隊。=16日、宮城県栗原市 午前9時58分ごろ (本社ヘリから、清藤拡文撮影)
宮城県栗原市の旅館「駒の湯温泉」の倒壊現場から搬出される遺体=16日午後1時1分
宮城県栗原市の旅館「駒の湯温泉」の倒壊現場で続けられる捜索活動=16日午前11時51分、共同通信社ヘリから
避難所の被災者には疲れの表情が見え始めた =16日午前、岩手県一関市の本寺小学校(奈須稔撮影)
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