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【ぶっちゃけインタビュー】大阪21世紀協会理事長 堀井良殷さん (2/4ページ)

2008.5.24 21:23
このニュースのトピックスNHK改革
堀井良殷さん堀井良殷さん

 そのさい必要なのは哲学、理念です。財政再建には一律カットが楽ですが、それで歴史の審判に耐えられるのか。手術後の患者の「生活の質」まで見通してメスをふるってほしい。

 革命的なリストラをやる場合は、時間がかかるとタイミングを逃すので一気にやらねばなりません。だから、ラフなものでいい、ここを破壊し、こんな新しいものを作るという未来への見取り図、哲学を示してほしい。今痛みを伴う解体をするけど、組み立てればこうなると。哲学を常に語り、歴史の評価に耐える改革を行ってほしい。

   *    *

 統計的に、文化産業が栄える地域は経済成長率が高い。私たちも大阪を創造的な人が集まる都市にしたい。文化産業の主流は演劇や映画などコンテンツ産業ですが、大学も含めたい。

 関西は東京に次ぐ4年制大学の集積地、一大学術都市です。iPS細胞を作製した山中伸弥教授は神戸大から大阪市立大、奈良先端科学技術大学院大学と移り、京大に行った。関西圏の大学連携の中からあの研究は生まれた。そして今、大学は生き残りをかけて競争し、また連携もしています。そんな芽を育てなければいけない。

 ところが、大阪は過去何回もその芽をつぶした歴史がある。江戸末期から明治にかけて大阪経済はどん底になった。すると、「苦しいから教育はいらない、文化はいらない」といい、大阪が誇るべき文化哲学を生んだ懐徳堂もなくなった。その後も、商売に学問なんかいらないという風潮がたびたび顔を出しています。

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