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アジアのハブへ正念場 成田空港開港30周年 (1/2ページ)

2008.5.17 19:57
このニュースのトピックス鉄道マニア

 成田空港が20日に開港30周年を迎える。平成22年には平行滑走路が延伸され、機能も向上する。ただ、アジア各国の空港が国際競争力の強化でしのぎを削る中、世界の潮流となっている航空自由化への対応は十分とは言い難い。高まる航空需要に対応できなければ、アジアのハブ空港としての座を奪われかねない。

 ACI(国際空港評議会)の18年世界空港ランキングによると、成田の国際線旅客数は約3386万人で6位、国際線貨物取扱量は約224万トンで3位だ。

 弱点といわれている都内から空港へのアクセスは22年の成田新高速鉄道の開業で、日暮里駅からなら36分となる。さらに、ラウンジの改装に加え、「4月には国内線から国際線へ短距離・短時間で乗り継ぐことができる施設が完成するなど、利便性は飛躍的に高まる」(空港関係者)。

 一方、アジア各国でライバルとなる巨大空港が続々と登場する中、4000メートルと2180メートルの滑走路を持つ成田は騒音問題などによる制限のため、年間の発着回数は20万回にとどまる。

 これに対し、韓国の仁川空港の年間発着回数は現在24万回。今年6月にも4000メートルの滑走路が開通すれば既存の3750メートル2本と合わせて、41万回にまで増える見通しだ。37万回の発着回数を誇る中国の北京首都空港では昨年10月、3800メートル滑走路が完成。3800メートル2本と3200メートルの体制となり、成田を突き放す。

 アジアで相次ぎ巨大空港が誕生するのは、ハブ(中継)空港争いがあるからだ。航続距離の長い航空機の定着によってアジア各国から直接、米国や欧州への路線開設が増加する。航空自由化が進み、自由な乗り入れができるようになったことで、各空港は「人とモノが集まり、経済の活性化が見込めるハブ空港の座をつかもうとするようになった」(国土交通省)。

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