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クボタ 農業支援活動を展開

2008.5.17 01:15

 大手農業機械メーカーのクボタは16日、系列販売会社や全国農業会議所などと連携し、担い手がなく耕作が放棄された農地の復元など、日本の農業活性化を支援する「クボタeプロジェクト」を今年度から展開すると発表した。

 年間2億5000万円の予算を計上する方針で、最低でも3〜5年は続けるという。

 農業人口の減少や農村の過疎化が叫ばれるなか、農機メーカーがこうした取り組みを全国的に展開するのは珍しく、農業再生の“切り札”になるか注目される。

 東京都の面積の約1.8倍の38万ヘクタールを占める全国の耕作放棄地を少しでもなくすため、生産組合や市民グループが展開中の農地復元活動を支援する。

 クボタはトラクターやコンバインなど農業機械を提供。系列販売会社の社員が実際に運転して、草刈りや収穫などの一部を支援する。

 初年度は主要販売会社12社のエリア14県で20件を公募する。1件につき2ヘクタール分の農地復元を行う。

 また、小学5年生を対象に「クボタ元気農業体験教室」を開催。田植えや稲刈りなど稲作体験を通じて、農業への理解と親しみを持ってもらう。

 初年度は主要販売会社9社のエリア9県で18校を募集する。

 このほか、クボタのホームページで、各地域の野菜や果物、加工品など「ご当地ブランド・産直品」を紹介。ラグビーのトップリーグ「クボタ・スピアーズ」の試合会場で試食会を開くなど、全国ブランドに育て上げる。

 平成14年に375万1000人だった農業就業人口は、19年に311万9000人に減少。

 さらに65歳以上の農業従事者が全体の約6割を占めるなど、国内農業を取り巻く環境は厳しさを増している。

 同社の林守也副社長は記者会見で、「1、2年やってもすぐに商売に結びつくものではないと思うが、日本の農業再生を支援するのが、農業に携わるわが社の使命」と語った。

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