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JR西日本が中期経営計画を発表
JR西日本は16日、平成24年度までの5年間に4300億円の安全関連投資を実施することなどを柱とした中期経営計画を発表した。
17年4月の福知山線脱線事故を受けて、18年に見直した現計画(16〜20年度)の数値目標を1年前倒しで達成したことから、「さらなる安全性向上と信頼回復、持続的発展を目指して再出発を図る」(山崎正夫社長)がねらいだ。
新しい経営目標は、4月に策定した安全基本計画を根幹にして(1)安心と信頼のブランド確立(2)持続的発展に向けた事業戦略推進(3)長期的視点からの経営構想の構築−などが骨子。
設備投資はグループ会社向けの2000億円を含めて9800億円で、現計画を2300億円上回る。
このうち安全投資は現計画より700億円増やし、車両関連で1700億円、地上設備に2600億円を投資する計画。
安全投資の詳細は明らかにしていないが、0系や100系の旧型新幹線車両を、N700系やN700系をベースにした山陽・九州新幹線直通用など新型車両に更新する。
さらに新型列車停止装置(ATS−P)を嵯峨野線(京都〜園部)、湖西線(山科〜近江塩津)に設置するほか、下り勾配線区への設置を拡大する。
中期計画で、24年度に売上高に当たる連結営業収益1兆4300億円(20年3月期比約1400億円増)をめざす。
新幹線が九州新幹線に相互直通する効果などで、運輸収入全体では8235億円(同418億円増)を見込んでいる。
配当政策も見直し、21年3月期は1000円増の7000円に増配する。
また24年度に現在の約2倍に当たる連結DOE(純資産配当率)3%を目指すことも明らかにした。