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鋼材価格、10万円突破へ
このニュースのトピックス:自動車産業
新日本製鉄とトヨタ自動車は15日、平成20年度の鋼材価格について、1トン当たり2万円台の引き上げをする方向で最終調整に入った。合意すれば、値上げは2年連続。鋼材平均価格は26年ぶりに過去最高を更新し、初めて10万円を超える。他の鉄鋼大手も追随する見通し。大口契約を結ぶ家電メーカーなどの負担コスト高騰は避けられない情勢だ。
新日鉄は原材料価格上昇に伴うコスト増を総額1兆円超と試算し、3万円の値上げを要請。トヨタは満額受け入れは拒否したものの、過去最高規模の負担受け入れを認める方針だ。新日鉄の鋼材平均価格は現在、1トン当たり約8万円だが、今回の値上げでこれまでの最高だった9万9000円(昭和57年度)を上回ることになる。
中国など新興国の需要拡大を受け、今年度のブラジル産鉄鉱石価格は2月に65%増で妥結。新日鉄の宗岡正二社長が「供給責任を果たすため、不本意だが飲んだ」という石炭価格も4月に3倍で決着した。
新日鉄は15日までに、流通向け鋼板の7月分出荷価格について、4月からの2万円に続き、1万円追加値上げすると通知。すべての顧客に原料高の価格転嫁を求める姿勢を強めている。