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ソニー「復活」道半ば 過去2番目の高収益も中期目標未達 (1/2ページ)
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ソニーが14日発表した平成20年3月期連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前期比5・2倍の3744億円と過去2番目の水準となった。同期は「ソニー復権」を委ねた中期経営計画の最終年にあたり、最重点に掲げたエレクトロニクス部門は過去最高益を稼ぎ出した。ただ、本業の収益力を示す営業利益率は4・2%と計画の5%に届かず、“完全復活”は道半ばとなった。
「過去に比べ消費者が望むものをタイムリーに製品化できるようになった」。この日会見した大根田伸行最高財務責任者(CFO)は、技術者視点で設計された「いいものだけど売れない製品」を出していた時期からの進歩を強調した。
売上高は同6・9%増の8兆8714億円、最終利益は同2・9倍の3694億円で、いずれも過去最高を更新。特に主力のエレクトロニクス部門は、デジタルカメラやパソコンなどが全世界で伸びた。
17年に発足した現経営陣は、「エレクトロニクスの復活なくしてソニーの復活なし」(中鉢良治社長)としてきただけに、同部門は営業利益率が5・4%となったことは、収益力回復を印象づけた。
しかし、全社の利益率は4%台にとどまり公約未達。利益率5%は「国内電機メーカーの『勝ち組』の指標」(アナリスト)ともいわれるだけに、「株式市場下落による(グループ会社の)評価損が響いた。21年3月期は5%が最低ラインだ」(大根田CFO)とハードルを上げる。
また懸案のテレビとゲーム部門が足を引っ張る構図からも抜け出せない。
液晶テレビは、出荷台数が1060万台と目標の1000万台を達成したものの、テレビ事業では730億円の営業赤字。ゲームは「プレイステーション3」の販売台数が924万台と大きく伸びたが、営業損失は1000億円を超えた。
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