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NTT減収 「三重苦」打開へ構造改革や連携強化 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:情報通信業界
インターネットや携帯電話など情報通信技術の進歩は早く、巨大なNTTグループといえども、新ビジネスや市場環境の変化への対応を常に迫られている。近年はライバルとの競争も激化。さらに、平成22年には政府がグループの再編を議論することも決まっている。こうした“三重苦”への対応策として、NTTは13日に発表した今後5年間の経営計画で、グループの構造改革や各社の連携強化という道筋を示した。
新計画は、IP化によるサービス高度化▽光回線の次世代ネットワーク(NGN)の普及促進▽固定通信と携帯電話の融合−などが柱。これらの関連事業は、19年度で連結売上高の52%を占めたが、24年度には75%へ拡大するとしている。
このため、東日本、西日本、ドコモ、コミュニケーションズ(コム)といったグループ事業会社の区分にとらわれず、顧客本位で新サービス開発に取り組む考えだ。持ち株会社の三浦惺社長は、特に東西とコムの固定通信3社について「個別の会社として見るよりも、サービスイメージで見ていく方が合っている」と強調した。
ただ、NTTが描く未来図には、2年後に始まる再編論議でのグループ解体を避け、NTTに有利な再編に導く思惑も透けてみえる。例えば、光回線事業の黒字化を平成23年、現行IP通信網からNGNへの完全移行は24年、事業構造改革のゴールも24年に設定。再編論議が始まる22年は、ブロードバンド(高速大容量)通信網構築の途中段階だと遠回しに訴えている。グループ力を生かした世界展開を掲げたのも、IT産業の国際競争力強化を唱える政府方針に沿ったものだ。