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【直球緩球】アサヒビールの荻田伍社長「アジア市場攻略に活路」 (1/2ページ)

2008.5.12 17:09
このニュースのトピックス企業吸収・合併・提携
インタビューに答える荻田伍・アサヒビール社長(撮影・緑川真実)インタビューに答える荻田伍・アサヒビール社長(撮影・緑川真実)

 −−麦芽など原材料価格の高騰は止まる気配がない

 「今後も中国、インド、ロシアなどの新興国でビール消費量がすごい勢いで伸びる。また米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した金融市場の混乱も完全に収束したわけではない。金融市場から引き揚げられた投資資金が穀物や商品市場に流入したままだ。原材料価格の高騰はあと1〜2年は続くと覚悟している」

 −−3月にビール類を値上げしており、その効果は

 「今年のビール類の売り上げ見込みは1億8400万ケース(1ケースは大瓶20本換算)で、これを前提にした値上げによる売り上げ増加分は約100億円。一方、原材料の値上がり分は約120億円。差し引き20億円のマイナスで、値上げしたにもかかわらず原材料高を吸収できていない。厳しい状況だ。まず効率化を進め生産・調達費を21億円削減、販促費を58億円減らす計画だ」

 −−収益構造の改革も進める必要がある

 「現在、グループの生産拠点は33工場ある。物流コストなどの固定費削減に向けビール、飲料を一つの工場で生産する試みを主力の茨城工場で行っており、これをほかの工場にも広げていくつもりだ。その上で全国に散らばっている生産拠点をどう組み直すか。将来は工場数が減ることもあり得る。商品は、ビールが『スーパードライ』、発泡酒が『スタイルフリー』、第3のビールが『クリアアサヒ』、コーヒー飲料が『ワンダ』という具合に各ジャンルで優先順位を設ける。販促活動にメリハリをつけブランドの強化、育成を図っていく」

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インタビューに答える荻田伍・アサヒビール社長(撮影・緑川真実)
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