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英製水着が着れず、北京五輪にむけ、国内メーカー新素材投入検討 (1/2ページ)

2008.5.12 00:22
世界新を連発する英スピード社の水着「レーザー・レーサー」を着用する松本尚人選手=4月17日、東京辰巳国際水泳場世界新を連発する英スピード社の水着「レーザー・レーサー」を着用する松本尚人選手=4月17日、東京辰巳国際水泳場

 北京五輪の競技用「水着」が中国上陸を前に、水際で思わぬ誤算に苦しんでいる。英スピード社製の水着を使った選手が世界記録を連発している現実を直視した日本水泳連盟が、国内で製品提供契約を結んでいるミズノ、アシックス、デサントの3社に5月末までの抜本改善を要求。8月8日の開幕をにらみ3社ともスピード社製に比肩する製品開発で急ターンを試みている。北京を舞台にした日本メーカーのラストスパートに注目が集まる。

 この問題は、日本選手が試験的にスピード社製の最新競泳水着「レーザー・レーサー」を着用したことから始まった。日本でライセンス契約を結ぶゴールドウィンによると、今年2月以降の世界新記録37のうち35までがレーザー・レーサー着用。日本選手の実験でも明らかなタイム差が出た。

 日本代表選手は、日本水連とサプライヤー契約を結ぶ3社の水着着用が原則。しかし、選手側から北京五輪でのスピード社製水着の使用容認を求める声が高まり、水連は7日、「改良版の提出」を国内3メーカーに今月末までに求める異例の事態となった。

 3社は事態の急展開に戸惑う。当初は「大幅な変更は(もはや)無理」と思えた。競泳水着の開発は、4年前のアテネ五輪の終了直後から行ってきたためだ。

 例えば、ミズノはスピード社との40年来のライセンス契約を昨年5月末に解消、自社ブランドの競泳用水着「アクセルスーツ」で世界に打って出る矢先だった。

 新製品は水との相性や人体メカニズムの研究を重ねて素材、パターン、縫製で試行錯誤を繰り返した「完成品」。スピード社製が水をはじく加工で縫い目を超音波でなくした無縫製に対し、ミズノは水になじむ素材で抵抗を減らし、動きやすさから縫い合わせパーツも増やした。契約選手の北島康介選手も、「着心地は最高。世界一の水着だと僕からも発信できるようがんばりたい」と語った。

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世界新を連発する英スピード社の水着「レーザー・レーサー」を着用する松本尚人選手=4月17日、東京辰巳国際水泳場
北京五輪連覇の期待がかかる北島康介選手。ミズノで泳ぐ契約だ=4月9日、ミズノンモの新製品発表会
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