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日航、営業利益過去最高も本格離陸へ前途多難 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:景気
低燃費の新型機をそろえ、収益力に勝る全日本空輸ですら燃料費が前期比で300億円増加したことなどが響き、20年3月期の営業利益は5期ぶりの減益。21年3月期も燃料費が膨らむとして引き続き減益を見込んでいる状況だ。
さらに追い打ちをかけるのが、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発する世界景気の減速。「稼ぎ頭」の国際線の旅客需要に不透明感が強まっているうえ、国際的な再編で競争力を増す海外の航空会社が大きな脅威となっている。国内線も羽田と新千歳、伊丹、福岡を結ぶ路線を中心に、新幹線や新規航空会社との競争にさらされている。
日航は航空機の小型化や低燃費機への更新、高級座席の拡充によるビジネス客や富裕層の囲い込みなどで収益確保を図る考えだが、経営環境が悪化する中、これまで以上に難しい経営のかじ取りを迫られそうだ。