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今年は増益、来年は減益予想 東証1部上場企業決算
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新光総合研究所が9日発表した集計によると、東証1部上場の3月期決算企業(金融を除く)の平成21年3月期業績予想は、経常利益の合計が前期比5・6%減となり、7年ぶりに減益に転じる見込みだ。米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題や原油、原材料価格の高騰、円高などにより戦後最長景気を牽引(けんいん)してきた企業業績の拡大に黄信号がともった。
集計は8日までに決算発表を終えた408社が対象で、全1238社のうち3分の1に当たる。
21年3月期予想は、売上高が前期比4・1%増ながら、経常利益に加え、最終利益も同3・7%減。減益予想はIT(情報技術)バブルが崩壊した直後の14年3月期以来となる。
経常利益を業種別でみると、自動車を含む輸送用機器が24・9%減と大きく落ち込むほか、精密機械も4・7%減となり、輸出型企業が円高に加え、米国景気の減速で減益に転じる。また、原材料価格の高騰により鉄鋼が20・9%減、非鉄金属が23・0%減と大幅な減益を見込んでいる。非製造業では原油高の影響を大きく受ける電力・ガスが19・6%減の減益となる。
ただ、中国など新興国での需要は引き続き順調に推移するとし、58・1%の企業が増益を予想しており、現時点では横ばいを含む減益予想より多い。決算発表は来週ピークを迎え、最終的には減益予想となる可能性が高い。
20年3月期は連結売上高の合計が前期比8・5%増、経常利益が5・4%増、最終利益は14・3%増。6年連続の増収増益となる見通しで、経常利益は5年連続で過去最高を更新する見込み。
自動車、電機、機械などの企業が米国市場での不振を新興国市場でカバーした格好だ。