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【直球緩球】京王百貨店の宮田洋一社長 (1/2ページ)
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−−「質流れ品大処分市」や「全国駅弁大会」など百貨店としてはユニークな催し物が、中高年層の人気を集めている
「若者からお年寄りまで全世代の顧客を相手にする百貨店と違う道を選んだことが、ようやく実を結んだ。顧客層の絞り込みに、従業員が『これでいい』と思ってくれたからではないか。三越ですら単独での生き残りをあきらめる時代。差別化しないと京王百貨店の今後は厳しかった。私はこの戦略を『大いなる生き方』だと思っている」
−−顧客層の絞り込みといっても、「言うは易く行うは難し」ではないか
「地方百貨店なら話は別だが、新宿には小田急百貨店、高島屋、伊勢丹と競合店がひしめく。使い分けるお客さまもいて、あれもこれもと同じ商品を置く必要はない。他社と同じ品ぞろえでは埋没してしまう。特化すれば『百貨店』でなく『七十貨店』で十分だ」
−−埼玉県内から東京・渋谷まで結ぶ副都心線が6月に開通する。影響は
「埼玉県の客が乗り換えなしに新宿にやってこれるため、百貨店の数が豊富な新宿に客が流れるといわれる。ファッションに強みを持つ伊勢丹新宿店が駅と直結するため、新宿地区の魅力が増すだろう」
「ただ、当店は新線のできる新宿東口でなく、西口に立地しており、良くも悪くも影響はない。怖いのは、息を潜めている三越新宿店の復権だ。中高年に強く支持される三越とは、顧客層が重なると予想されるからだ」


