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【ネットとITを語る】トランスコスモスBtoC事業戦略本部・兪増徳氏「中国農村部のネット普及率は127%増」 (1/2ページ)
【質問1】
中国ではインターネット人口が爆発的に増えていますが、一方で貧富の格差が激しく、所得水準の低い農村部ではネットの普及も限定的と聞きます。ネット利用はどのような広がりをみせているのでしょうか
【回答】
中国のインターネットユーザーの構成は、都市部がメーンで、農村部との差は大きいです。都市部のインターネット普及率は27・3%に達しているのに対し、農村部の普及率はまだ7・1%しかありません。
農村部でのインターネット普及の遅れについて、一番大きな原因は、教育水準と所得水準の低さです。そのほか、農村住民の53・3%は「パソコンとインターネットについてまったく分からない」、23・1%は「インターネットにつなぐ設備はない」となっています。
しかし、農村部のインターネットユーザー数はすでに5262万人に達しています。年間の増加率はなんと127・7%で、都市部のユーザー増加率38・2%のおよそ3倍の速度で増えているのです。
また、2007年の中国の新規インターネットユーザー数は7300万人で、そのうちの4割、約2917人は農村部の方です。ただ、所得がまだ低いため、自宅パソコンのユーザーとインターネットパブを利用するユーザーは半々になっています。
【質問2】
日本では、ワンクリック詐欺、掲示板サイトのいじめ、自殺サイト、ポルノ情報の氾濫など、インターネットをめぐるさまざまな問題が深刻化しています。中国でも、同様の問題が起こっているのでしょうか?
【回答】
中国でも、インターネットでさまざまな問題が生まれていますが、日本とは若干違う部分があると思います。
基本的に、政治の話題や、ポルノなど社会的倫理に反する内容は、法律で厳しく取り締まられ、発見された場合、サイトの閉鎖が課されます。
BtoC(企業−消費者間の電子商取引)、CtoC(消費者同士の電子商取引)の環境がどんどん整備される中、ネットショッピングなどを通して、詐欺などの犯罪事例も増えています。
現在、ネットショッピングやオークションのサイトのほとんどは、ユーザーの実名登録や個人情報登録が必要とされています。
匿名が認められている中国のいくつかの大手掲示板サイトも一時期、実名登録制を採用しようとしましたが、賛否両論が巻き起こり、現在まだ実施されていません。

