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【ネットとITを語る】藤田明久 D2C社長 (2/3ページ)
【質問(3)】
モバイル端末向けのクーポン配布や、端末利用者の関心や嗜好に合った広告を送信する行動ターゲティング広告など、新しい広告手法の活用が進んでいます。将来も「あっ」と驚くような斬新な広告が待たれますが、どのような手法の登場を期待していますか?
【回答】
新しい口コミ手法としてモバイルの活用が期待されます。
あるキャンペーンでは、広告が伝わった人数と同数の人に、モバイルを使って
キャンペーンの存在が伝わった、という調査結果があります。しかもたった4日以内で! 実施した企業から見れば、目標到達人数に対して、従来の広告予算の半額で済んだことになります。
モバイルは、もともと友達とコミュニケーションする道具。ターゲット層を上手に刺激してあげれば、彼らが仲間のターゲット層に勝手に広告してくれるのです。
モバイル端末で口コミするための技術、特にモバイル端末の背中同士を合わせれば情報をコピーできる「IC通信」が流行れば、マーケティングのやり方そのものが大きく変わるかもしれません。
(「IC通信」対応携帯電話は、3,000万台近く普及している)
【質問(4)】
インターネット広告の世界では、クリック数を指標としたり、過去のID登録者数の累計を喧伝していて、実際の広告効果が怪しまれる例も見受けられます。広告の信頼性という点で、課題は少なくありません。ネット広告のさらなる発展には、何が必要でしょうか?
【回答】
広告効果は、キャンペーンの目的によって、またキャンペーンする商品やサービスの中味によって、そして、もちろん広告キャンペーンの構成によって変わってきます。百あれば、百通りあるので、広告主・広告会社が独自にノウハウをためていく必要があります。
ただ、多くの企業にとって共通となる指標はあるでしょうから、比較可能な参考値があってしかるべきです。
例えば、モバイルであれば、「キャンペーン開始3日間での商品認知率」は、テレビにも負けないと思われますが、全ての広告メディアを比較できるように、一斉に調査した事例はないでしょうから、実際にはわかりません。
今後は、広告関連団体のような第三者機関が調査会社と組んで、広告プラン策定に必要な参考指標を作っていく必要があるでしょう。

