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食品事業の営業利益約90%減 ギョーザ事件のJT
このニュースのトピックス:企業吸収・合併・提携
日本たばこ産業(JT)が1日発表した平成20年3月期連結決算によると、中国製冷凍ギョーザ中毒事件の影響で、グループ全体の食品事業の営業利益が前年度比約90%減の6億円と大幅減益になった。同日記者会見した木村宏社長は「冷凍食品事業は極めて深刻な状況にあるが、撤退する判断はない」と述べた。
商品別の収支の詳細は非公表だが、冷食事業は営業赤字に転落したもよう。回収費用など約70億円が利益を圧迫した。4月に入っても家庭用と業務用を合わせた冷食全体の売り上げは前年の5割程度と低迷。特にJTブランドの家庭用冷食は「秋まで店頭に並ばないだろう」(木村社長)と回復のめどが立っていない。
一方、20年3月期連結決算は海外たばこ事業が好調で、売上高が前期比34・4%増の6兆4097億円と過去最高となった。最終利益も同13・3%増の2387億円と3期連続で最高益を更新した。21年3月期は売上高が同3・1%増の6兆6100億円、最終利益は加ト吉など買収企業の「のれん代」償却費用などがかさみ、同38・0%減の1480億円を見込む。飲料を除く食品事業の子会社、加ト吉への集約は7月1日に行う。