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松下決算「VHS時代」上回る 22年ぶり最終利益更新
このニュースのトピックス:AV機器
松下電器産業が28日発表した平成20年3月期連結決算(米国会計基準)は、最終利益が前期比29・8%増の2818億円と22年ぶりに過去最高を更新した。家庭用ビデオ「VHS」のヒットで記録した昭和60年度の利益額(2464億円)を上回り、「全盛期はVHS時代」とされた“過去の松下”と決別。10月の社名変更を機に、新たな成長路線へ舵を切る構えだ。
20年3月期は、3カ年中期経営計画の初年度にあたり、都内で会見した大坪文雄社長は、「スタートダッシュの年として十分な成果が得られた」と述べた。
売上高は昨夏に連結対象を外れた日本ビクターや円高などの影響で0・4%減の9兆689億円。主力の薄型テレビや携帯電話などAV(音響・映像)機器の好調で、本業のもうけを示す営業利益は13%増の5194億円だった。
薄型テレビ(プラズマ、液晶合計)の販売台数は750万台と当初計画の900万台に届かなかった。ただ、大画面化を推し進めたことで、販売額は16%増の8885億円と計画の8840億円を上回った。21年3月期の販売台数は1100万台を計画する。
10月に海外ブランドの名称「パナソニック」へと社名変更する松下は、海外の売上高2ケタ増の達成を目指している。この日の会見で松下は、中近東やロシアで103型の超大型プラズマテレビを拡販するなど、新興国を重視した販売テコ入れ策を推進する方針を示した。