ニュース: 経済・IT RSS feed
デルタ、ノースウエストの合併を議会が審議
【ワシントン=USA TODAY(マリア・ルーロン)】デルタ航空とノースウエスト航空の合併に関する審議が米議会で行われている。議会に企業の合併を差し止める権限はない。だが、合併が成立すれば、世界最大規模の航空会社誕生となるため、寡占の弊害やサービス低下の可能性などが検討されるという。
デルタのリチャード・アンダーソン最高経営責任者(CEO)は下院司法委員会・反トラスト調査特別委員会で「財政的支援を仰ごうとしているのではない。両社にとって最善の策を取らせてほしいだけだ」と理解を求めた。一方、ノースウエストのダグ・スティーンランドCEOは上院司法小委員会で「合併により、年間10億ドル(約100億円)のコストが削減できる。燃料高騰分を完全に穴埋めできるとはいえない。しかし、今後も続くとみられる原油高に対処しやすくなる」と経営体質の強化の必要性を主張した。
ジョン・コンヤーズ下院議員(民主、ミシガン)は「この合併を認めると他の合併案が相次いで出てくると思われる。3つの大きな航空会社が低価格航空会社と競い合う状況は避けたい。とはいえ、合併ができないと航空会社の倒産を呼ぶことになる」と主張。ハーブ・コール上院議員(民主、ウィスコンシン)は「適切な競争をするには何社が適当かという問題だ」と業界のあり方を問う姿勢を示した。
民間調査会社ビジネス・トラベル連合のケビン・ミッチェル会長は「アンダーソンCEOは『他の合併を促すかどうかとの観点で議論すべきではない』というが、両社の合併が他の合併を呼ぶことは明白。それは航空業界の問題解決にはならない」と反対意見を述べた。
(c) 2008, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.
(原題)Proposed Delta, Northwest merger under congressional scrutiny
(デルタ、ノースウエストの合併案、議会で精査)