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KDDI 過去最高収益も課題も山積 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:情報通信業界
KDDIが24日発表した平成20年3月期連結決算は、auブランドの携帯電話事業が牽引(けんいん)して売上高、営業利益ともに過去最高を更新。目標だった契約者3000万人も達成し、好調ぶりを印象づけた。ただ期後半には、新規顧客獲得を急ぐあまり、店舗に支払う端末販売奨励金が増加して利益を圧迫。電池発火事故では対応が後手に回るなど、財務や企業統治の課題も浮き彫りになった。auブランドの陰りが指摘される中、いっそうの成長に向けて戦略の再構築が求められそうだ。
売上高は前期比7・8%増の3兆5962億円、営業利益は同16・2%増の4004億円。売り上げの約8割を占める携帯事業が堅調に推移した。ただ固定電話や光回線などの固定通信事業は営業損益が647億円の赤字だった。
21年3月期決算の業績予想は、売上高が2・9%増の3兆7000億円、営業利益は10・6%増の4430億円。
好決算の陰で、変調の兆しも随所にみられた。端末販売奨励金は従来、1台当たり3万6000円程度だったが、第4四半期には赤字覚悟の無謀な販売戦術によって4万1000円へ急増。4月に入って通期の営業利益を140億円も下方修正する結果となった。