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「ヤフー買収見送りも」とMS 期限迫り駆け引き激化
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【ワシントン=渡辺浩生】米マイクロソフト(MS)のバルマー最高経営責任者(CEO)は23日、インターネットサービス大手ヤフーへの買収提案について、価格が折り合わない場合、買収を見送る用意があることを明らかにした。その一方で、MSは敵対的買収に備え、ヤフー取締役会に送り込む役員候補者リストも作成。合意期限の26日に向け、ギリギリの駆け引きが激化してきた。
ロイター通信などによると、バルマーCEOは同日、ミラノ近郊の会合で、総額446億ドル(約4兆6000億円)の買収提案額を「大金だ」とし、買収額引き上げは困難と強調した。そのうえで、合意に至らなければ、「ヤフーの買収なしで単独で前進する用意がある」と述べ、提案撤回の可能性も示唆した。
アナリストの間では、バルマー氏の発言は提案価格の引き上げがないことをヤフー側に納得させる「交渉戦術」で、実際に買収を断念する公算は小さいとの指摘が目立つ。半面、提案から約80日が経過し、MSのネットサービス部門を中心にヤフー買収に反対する声が広がり、経営陣の買収意欲が次第に衰えてきたとの見方もある。
ヤフーはこれまで、MSの買収提案を「過小評価」と拒否し続け、タイム・ワーナーのネット部門AOLを含めた他社との提携を模索している。MSは、26日の合意期限を過ぎれば、ヤフーの新取締役を選出する委任状争奪に乗り出すと通告ずみ。ウォールストリート・ジャーナルによると、MSは委任状争奪戦に備えて、ヤフー取締役会の候補者10人と予備3人の人選を終えているという。