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「トヨタの出資は現状維持で」 いすゞ社長
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【バンコク=田端素央】いすゞ自動車の細井行社長は23日、当地で産経新聞などの取材に応じ、資本提携しているトヨタ自動車のいすゞへの出資比率について、「今のままのほうが自由な意志決定がしやすい」などと述べ、当面は現状維持が望ましいとの考えを示した。一方で、業務提携しているトヨタ子会社の日野自動車と連携強化を図ることを含め、他社との協業を積極的に検討していく方針も明らかにした。
トヨタは現在、いすゞに5・9%を出資。小型車向けディーゼルエンジンを共同開発している。細井社長は「GM(米ゼネラル・モーターズ)と資本提携していた時期は自由に物ごとを決められなかったが、今はそうではない」と、経営の独立性を重視する考えを強調。その上で「開発や生産技術などトヨタに学ぶところは多い」と述べた。
また、米国市場の冷え込みや原材料高など経営環境の悪化要因が積み重なっていることを指摘し、「需要が日米から新興国に移るなか、すべて単独で事業を進めるのは難しい」と述べた。日野自動車と排ガス処理技術で提携しているが、今後はエンジンの共同開発なども含めて協業拡大を検討するとみられる。

