ニュース: 経済・IT RSS feed
国内自動車メーカー5社の世界生産が過去最高
このニュースのトピックス:景気
国内自動車メーカー8社が23日発表した平成19年度の生産・販売・輸出実績によると、中国やロシアなど新興国の旺盛な需要を背景に世界生産台数(国内生産と海外生産の合計)は全社が前年度を上回り、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、スズキ、ダイハツ工業の5社が過去最高を記録した。ただ足元では、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した米国の景気減速、国内新車販売の長期低迷などにより、米拠点の生産調整など各社守りの姿勢を強めている。
トヨタはほぼ全域で海外生産が拡大、16年連続で世界生産が前年度実績を上回った。子会社のダイハツと日野自動車を加えた世界生産も前年度比6・4%増の966万4783台と過去最高を更新した。3社の世界販売台数は、前年度比4・7%増の943万126台と過去最高だった。
またホンダの世界生産が9年度から11年連続でプラスとなったほか、日産、三菱自動車など各社軒並み世界生産を伸ばした。
ただ、トヨタの今年1〜3月の米国販売は、前年同期比5・6%減の57万2000台と低迷。同社は3月にピックアップトラック「タンドラ」を製造する米2工場の減産を決めたほか、日産は米のライトトラック工場の減産に乗り出すなど、各社米国事業の見直しを進めている。
国内販売が総崩れとなるなか、日本の自動車メーカーは中国などの成長市場で収益確保を目指すことになりそうだ。