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デジタル放送、既存方式と次世代方式を同時配信 KDDIなど開発
このニュースのトピックス:情報通信業界
KDDIと独立行政法人情報通信研究機構は15日、現行のデジタル放送のデータ圧縮方式で記録した番組と、新世代の圧縮方式の番組を切れ目なく再生できる配信技術を開発したと発表した。過去のデジタル放送番組を、インターネット配信など新方式のメディアへ販売する二次利用が容易になる。ネット配信やケーブルテレビ(CATV)の多チャンネル化にもつながるという。
地上デジタル放送やBSデジタル放送は、大量のデータを効率よく送るため「MPEG(エムペグ)−2」という方式で映像を圧縮・送信し、受信機側で復元して視聴している。一方、データ圧縮の度合いを高めた「H.(ドット)264」方式も開発され、ネット配信やCATVで導入が計画されている。伝送効率が2倍高く、番組配信業者が多チャンネル化できるメリットがある。
ただ、2つの圧縮方式が混在すれば、受信機で再生できない番組が出てくる。MPEG−2からH.264に変換して送信する方法もあるが、画質の大幅劣化や、映像の遅延拡大といった弊害が生じるという。
そこで、両圧縮方式を検知して途切れずに視聴できる技術が開発された。CATVやネット配信の受信機(セットトップボックス)に導入すれば、制作時期や圧縮方式にかかわらず番組やCMを再生でき、送信側は編成の自由度が高まる。
KDDIなどは、すでに放送局やCATV業界に利用を呼びかけ、ITU(国際電気通信連合)にも国際標準技術に採用するよう提案している。