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白川日銀新総裁「経験不足は懸命に努力」

2008.4.9 19:11
このニュースのトピックス景気
会見した白川方明日銀新総裁=東京・日本橋本石町の日銀本店、9日午後3時半(鈴木健児撮影)会見した白川方明日銀新総裁=東京・日本橋本石町の日銀本店、9日午後3時半(鈴木健児撮影)

 日銀は9日、政策委員会・金融政策決定会合の2日目の協議を行い、内外の経済・物価情勢について討議した。同日就任した白川方明(まさあき)新総裁は決定会合後の会見で、「一生懸命努力し、正しい政策判断と委員会運営に努めたい」と抱負を語った。日銀は同日、政策金利の無担保コール翌日物の誘導目標を0・5%とする金融政策方針の据え置きも決めた。

 日銀をめぐっては、総裁人事の迷走で信任が揺らいでいるが、白川総裁は「私自身たいした取りえもないが、長く中央銀行に勤務し、この仕事に誇りをもっている」と胸を張った。

 その上で、自らの総裁としての存在意義として正しい政策判断と委員会運営を掲げ、「金融政策は総裁一人で決められるものではないが、自分の言動が重みを持って受け止められるようにしたい」と述べた。

 ただ、過去の総裁経験者との比較で、政官界や財界とのパイプが細いと懸念されている点については、「対外的なことは十分経験を積んでいない」と自覚した上で、「不足している部分は努力し、一歩でも前に進みたい」と語った。

 副総裁1人と審議委員1人の空席については、「いろいろな意見が提示される方が議長として安心できる」として、早く政策委員会の定足数(9人)に戻すべきとの考えを示した。

 一方、世界経済に関しては、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題の拡大で、「下振れリスクが高まっている」と分析。金融市場も「不安定で引き続き注意が必要」と指摘した。

 日本経済も減速感が鮮明になっているが、日銀の景気拡大シナリオの根幹をなす「生産、所得、支出の好循環」について、白川総裁は景況感の悪化にも関連し、「メカニズムは途切れていないが、足元で弱まっている」と懸念する。

 ただ、今後の金融政策の運営スタイルに関しては、「私の気持ちとしては、経済の少し長い先を展望して判断したい」と発言。景気の下振れと上振れ双方のリスクを点検する姿勢を強調し、市場の利下げ観測を牽制する場面もあった。

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会見した白川方明日銀新総裁=東京・日本橋本石町の日銀本店、9日午後3時半(鈴木健児撮影)
会見した白川方明日銀新総裁=東京・日本橋本石町の日銀本店、9日午後3時半(鈴木健児撮影)
会見した白川方明日銀新総裁=東京・日本橋本石町の日銀本店、9日午後3時半(鈴木健児撮影)
会見した白川方明日銀新総裁=東京・日本橋本石町の日銀本店、9日午後3時半(鈴木健児撮影)
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