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秒読みガソリン値下げ GS、赤字覚悟で前倒し (2/4ページ)
一部のGSでは、消費者からの苦情に備え、値下げまで時差が生じることを告知するポスターを店頭に張り始めたほか、トラブル回避のため、想定問答集で店員に周知徹底を図る店舗もある。
だが、激戦区では、前倒し値下げに加え、「顧客囲い込みのため、その後も、25円以上値下げする店舗が出るかもしれない」との疑心暗鬼が広がっている。
「いつもは満タンまで入れるが、今回は20リットルだけ入れた」
東京都大田区のセルフ式GSを訪れた自営業男性は、こう話した。販売の現場ではすでに買い控えが始まっている。
この店の店長は「先週末から販売が減ってきた。満タンではなく、定量や定額で給油する客が少しずつ増えている」と頭を悩ます。
3月末に向け買い控えが一段と進めば、それだけ4月になって客が殺到する心配も増す。「スタンドに長蛇の列ができ、売り切れの恐れもある」(石油連盟の渡文明会長)。
環七沿いにあるGS店長は「本当は在庫をたくさん持ちたくないけど、品切れを避けるためには、適量を確保しておく必要があるかもしれない」と、対応に苦慮している。
≪5月値上げも≫
パニックは4月で終わらない。暫定税率を盛り込んだ租税特別措置法案が4月末に衆院で再可決され、成立すれば、今度は5月から値上げになる。
「4月1日から前倒しで値下げしても、暫定税率は1カ月で復活する。そうなれば今度は、4月に仕入れた安い税金の在庫を5月に値上げし、高く売れば、収支をトントンにできる」
都内の独立系GS社長は、こうそろばんを弾いている。