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秒読みガソリン値下げ GS、赤字覚悟で前倒し (1/4ページ)
売り上げ乱高下、資金繰り悪化…消費者の買い控え始まる
3月末の暫定税率期限切れによるガソリン値下げが、カウントダウンに入った。ガソリンスタンド(GS)では、値下がりを見越した買い控えの動きが顕在化しており、値下がり後に客が殺到して大混乱したり、品薄・品切れ状態になる懸念がある。4月の“ガソリンパニック”を目前に、販売の現場では、困惑と緊張感が高まっている。(今井裕治)
≪熾烈な価格競争≫
「競争の関係上、4月1日から値下げせざるを得ないよ」
都内の大激戦区、環状7号線沿いにあるGSの店長は、こう打ち明けた。
ガソリンは、石油元売り会社が出荷した段階で課税される「蔵出し税」。1リットル当たり25円の暫定税率が課せられた3月仕入れ分の在庫を値下げすれば、GSはその分、損失を被る。
だが、周辺には、30〜40メートル間隔でGSが連なり、他店の価格を横睨みした熾烈(しれつ)な競争が続いている。レギュラーガソリンの価格はどこも1リットル当たり145〜147円。都内平均価格の155・2円(24日時点)を大幅に下回っている。よりも大幅に安い。客層も安さ目当てが多く、価格には敏感だ。
別のGSの店長も「経営的には楽ではないが、他店が下げれば、下げざるを得ない」と、不安げな表情をみせる。
一般的に、給油所では10日分程度のガソリン在庫を抱えるところが多い。元売り各社は、系列のGSに3月分在庫を値下げしないよう要請すると同時に、消費者にも「4月になってもすぐには下がらない」と理解を求めている。