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環境立国ニッポンの挑戦・第2章(6)「自動車の最終決戦」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:くるま
厳しさ増す排ガス規制
全米乗用車販売の4分の1を占めるカリフォルニア州は一方で、世界でもっとも厳しいとされる排ガス規制が導入されている。窒素酸化物排出量は1マイル走行当たり0・02グラムと日本の半分以下。販売する自動車のうち10%を無公害車にする「ZEV」規制もあり、この比率も今後は年々引き上げられる。
この規制に挑もうと、国内自動車メーカーは米国市場に相次いで最新鋭のエコカーを投入する準備を進めている。トヨタ自動車は2010年までに家庭用電源から充電可能なプラグイン・ハイブリッド車を投入。日産自動車や三菱自動車も電気自動車の市販を計画している。出遅れていた米ゼネラル・モーターズ(GM)もプラグイン・ハイブリッド車の開発に着手、巻き返しを狙っている。
先進国の排ガス規制は年々厳しさを増す。日本では2015年までに2004年比で平均23・5%の燃費改善を求める規制が導入されたが、欧州連合(EU)の欧州委員会は昨年12月、それを上回る新規制の導入を決めた。
今や米国でトヨタが売る10台に1台は燃費に優れたハイブリッド車。消費者は環境問題を強く意識している。トヨタの渡辺捷昭社長が「環境問題に対応できないメーカーは生き残れない」と断言するように、自動車メーカーの“最終決戦”が静かに進行している。

