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【福島薫一の男前洋品館】手間ひまかけた究極の羅紗 (2/2ページ)
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それには、まず柔らかくて膨らみがある良い羊毛を撚って、糸にします。糸を木箱に入れ、川の上に作った倉庫に数年寝かせると、湿気が糸に適度に伝わり、しなやかさが増します。それを古式な低速の織機で織り上げます。
ほとんど手洗いに近い形で1度洗い、表面を、ワイヤブラシではなく、薊(あざみ)の実を取り付けたローラーでブラッシングして起毛します。これを、銅板にはさみこむ古典的な手法で、長時間かけてプレスしてやります。
手間もひまもかかりますし、できあがった生地は高価になります。しかし、最良の着心地のためには必要不可欠なプロセスと思います。
上質な羅紗に手縫いに近い縫製。そこに最良の着心地が待っています。
(リングヂャケット社長)


