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【直球緩球】富士重工業森郁夫社長 (2/2ページ)
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−−販売網の増強も新興国中心となるのか
「新興国を伸ばすのは当然だが、それ以上に最大市場の米国を伸ばすことが優先課題。他メーカーが中国、ロシアなどの『BRICs』に軸足を移していくなかで『まだ米国か』といわれそうだが、当社の販売シェアは1・2%程度。伸びる余地はまだまだある」
−−トヨタ自動車との協業の方向性は
「信頼できるパートナーであり、積極的に進めるという姿勢だ。共同開発や受託開発、受託生産などを視野に入れて検討している。個人的には当社の技術力とトヨタの販売力を生かした協業が、互いの強みを一番生かせる方法だと思う。出資比率も独禁法などを考慮すると今の状態(トヨタが8・7%を出資)が安定的だと思う」
−−次世代エコカーである電気自動車を来年中にも投入するが
「基本的に東京など大都市での街乗り用を考えている。発売当初の価格は高めだが、150万〜200万円程度まで下がれば一般の消費者にも受け入れられるはず。コスト削減のカギを握るのは基幹部品である電池の生産規模。他社との協業のほか、自動車以外の用途へ振り向けるなどの工夫が必要ではないか」
−−航空機事業を切り離す可能性は
「その考えはない。投資効率が良くないとアナリストには言われるが、飛行機メーカーが作るクルマというブランドイメージがスバル車にはある。軽量化など飛行機の生産技術がクルマに生かせる可能性もある」
(田端素央)
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もり・いくお 昭和45年富士重工業入社。海外畑が長く、常務、専務を経て平成18年6月から現職。高知県出身。60歳。