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神戸製鋼が鋼材3割弱値上げ 顧客企業の反発も
このニュースのトピックス:相次ぐ値上げ
神戸製鋼所は27日までに、自動車メーカーなど大口取引先を含めた全顧客に対し、特殊鋼を含む線材・棒鋼製品価格を4月出荷分から、1トンあたり2万〜2万5000円値上げするとの通告を始めた。値上げ幅は最高大3割弱で過去最大。世界シェア首位のエンジンの弁バネ用鉄線など特殊鋼に競争力をもつ神鋼の値上げには、顧客企業の強い反発が予想される。
原材料や海上運賃の高騰が値上げの理由。主原料の鉄鉱石は、供給元の資源最大手ヴァーレ(旧リオドセ、ブラジル)と前年度比65%の値上げで合意。一方、コークス原料の石炭の新年度価格交渉も、大幅値上げを見据えた交渉中。新年度の鋼材価格改定時期にあわせ、石炭価格は前年度比倍増を想定して決めた。
製品値上げの浸透を左右する石炭価格動向は、中国が国内電力需要増で石炭輸出を減らすなど供給不足を強め、海外石炭市況は長期契約価格の3倍に高騰。神鋼は「コスト削減努力だけで吸収できないことは大口取引先も理解している」(幹部)と、製品値上げの浸透に理解を求めている。