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ケータイ消耗戦加速 NTTドコモも家族間を無料化 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:情報通信業界
携帯電話業界で料金競争が激化してきた。仕掛けたのはソフトバンクだが、ここにきてKDDIの割引に対抗してドコモが同様の割引策を打ち出すなど、業界全体が価格競争に巻き込まれている。利用者にとっては歓迎すべき動きだが、各社の収益力を弱め、端末やサービスの質に影響を及ぼす可能性もある。こうした状況を受けて、携帯大手3社のこの1年の株価は3割近く下落しており、消耗戦の様相を呈している。
NTTドコモは27日、家族間同士の通話料金を4月1日から24時間無料にすると発表した。KDDI(au)が先週発表した同種の料金プランに対抗したものだが、これにより年間800億円の減収を見込む。
家族間通話の無料化はPHSのウィルコム、ソフトバンクが先行、契約者を増やしたが、3月に音声サービスを始めるイー・モバイルもこの流れに乗り、携帯全社が家族間通話の料金プランを導入したことになる。
ドコモとKDDIは当初、ソフトバンクの価格競争に「単純な料金競争をやるつもりはない」(小野寺正KDDI社長)と距離を置いたが、ソフトバンクに利用者が流れ始め、昨年6月にドコモ、同7月にはKDDIも料金値下げを発表。半期分でドコモが約400億円、KDDIも約200億円の減収を余儀なくされた。今回の家族間通話無料はそれと同等の減収圧力になる。
消耗戦懸念から携帯3社の株価は低迷している。この1年でドコモ、KDDIの株価は約28%下落、ソフトバンクも25%下落と料金競争への市場の見方は厳しい。KDDIの家族間通話無料発表後の22日、同社株は10・1%下落し、東証1部値下がり率トップだった。