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コメ実れば、漁師喜ぶ アオリイカ増え大物に

2008.2.23 08:39
このニュースのトピックス通商・貿易
胴体の長さ約20センチのアオリイカ(徳島県立水産研究所提供)胴体の長さ約20センチのアオリイカ(徳島県立水産研究所提供)

 秋にコメが豊作だと冬のアオリイカ漁も好調−。こんな奇妙な関係を徳島県の研究所が突き止め、漁獲量の予想に利用できるか研究中だ。夏の天候が原因とみられ、漁業関係者や釣り好きの注目を集めている。

 アオリイカは透明で甘い身が特徴の高級イカで、徳島県沿岸部は全国有数の定置網漁や釣りの漁場として知られる。産卵期は夏にピークを迎え、冬の漁期までに大きいもので胴体の長さが50センチ以上にもなる。

 徳島県立水産研究所は過去二十数年間にさかのぼり、県内の10アール当たりのコメ収穫量とアオリイカの漁獲量を比較。

 コメの凶作でタイ米を輸入した平成5年は漁獲量も最低で、豊作の翌年は大漁になるなど、おおよその傾向が一致した。他県のデータでも同じような結果になった。

 同研究所の上田幸男次長らは、水温と塩分濃度が低くなると、アオリイカのふ化が減り、成長も悪くなることを実験で証明。「涼しく雨の多い冷夏はコメだけでなく、アオリイカにとっても厳しい環境なのだろう」としている。

 上田次長は「データをさらに詳しく調べ、コメの作況指数が漁獲量予想に使えるか検討したい」と話している。

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胴体の長さ約20センチのアオリイカ(徳島県立水産研究所提供)
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