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【大阪 食の誘惑】料理に合うパンを開発 (1/2ページ)
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最近、パティスリーやブランジュリーという言葉をよく耳にする。これらはともにフランス語で、パティスリーは洋菓子、ブランジュリーはパンを製造・販売する店を意味する。こういった呼び名が通用するのは、フランス本国のものと比べても遜色(そんしょく)のない製品を作る職人が日本に増えてきたことと無関係ではない。
大阪市西区にある「ブランジュリ・タケウチ」もそうした店のひとつ。今では、その日に作ったパンが夕方までにはすべて売り切れてしまう人気店だ。
オーナーの竹内久典さんは「食事のときに食べるハード系のパンをもっと広めたい」と話す。しかし、平成12年に開店した当初、フランスパンのバゲットに代表されるハード系と呼ばれる本格的な食事パンを売るのは、決して簡単ではなかった。そこで、「お客さまには、買ったあとに硬くなったパンをオーブンで軟らかくする方法や薄くスライスする食べ方などを提案していった」ことで、ファンを増やしてきた。
竹内さんのパンに対する情熱は、材料にも注がれる。「小麦をはじめ砂糖や塩はすべて国産。野菜は知り合いの農家から直接仕入れ、酵母も自家製のものを使用している」という。こうした努力と確かな腕が評判となり、「ブランジュリ・タケウチ」のパンはどれもおいしいと口コミで広がり、行列のできる店になった。いまは靭公園南側の店舗にカフェを併設。「こうすれば、パンはおいしく食べられる」と、ランチやデザート・メニューで提案している。
竹内さんの作るハード系のパンは、料理人からも高い評価を得ている。
現在、大阪で名店として知られるレストラン20店が「ブランジュリ・タケウチ」のパンを使用。なかには、店の料理に合うようにと、料理人と竹内さんが共同で開発したものもあるという。

