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MSのヤフー買収に現実味 ヤフー取締役会の分裂も (3/3ページ)
このニュースのトピックス:ヤフー
■ヤフー取締役会分裂
ニューズとの資本業務提携も決め手に欠ける。ヤフーの業績が改善する保証はないためだ。
米ウォールストリート・ジャーナルなどによると、ニューズが買収した世界最大の人脈サイト「マイスペース」をヤフーに組み入れ、この一方でヤフーに対して資本を投下し、20%以上の株式を保有する筆頭株主になるという計画だ。
1億人超の利用者を持つマイスペースとヤフーを組み合わせて広告収入を狙うものだが、広告配信技術が十分でないために利益が低迷するヤフーが対応できる保証はない。また、マイスペースのネット広告事業は、グーグルが年間9億ドルの売り上げを保証する契約だが、コンテンツを制御できないために広告主から敬遠されており、業績は伸びていないという。
さらに、景気の落ち込みでネット広告も成長鈍化が危惧されており、これも逆風だ。
提携が業績改善につながらない場合、MS提案が優位性を持つ。
MS嫌いや企業文化の違いによる従業員の流出などを理由にヤフー経営陣はMSを避けているが、昨年、ニューズによるダウ・ジョーンズ買収劇では、抵抗する創業家一族は、買収を支持する株主の圧力に屈した。
今回もすでに、一部大株主はMSによる買収を歓迎しており、価格引き上げを求めている。両社の大株主である機関投資家が共通していることもMSにとって交渉をやりやすくしている。
また、ニューヨーク・ポスト「ヤンCEOは感情的にMSの提案を拒否している」とロン・ボストック会長らが強く反発。ヤフー取締役会分裂の恐れを報じている。
株主はヤフーに行動を求めている。ニューズとの提携内容が十分なメリットを持たない場合、ヤフーがMS傘下に収まる可能性は高くなる。

