ニュース: 経済・IT RSS feed
富士フイルムがTOB 富山化学を買収し医療関連事業を強化
このニュースのトピックス:企業吸収・合併・提携
富士フイルムホールディングスが東証1部上場の医薬品メーカー、富山化学工業を買収する方針を固めたことが13日、明らかになった。月内にも株式公開買い付け(TOB)を実施。発行済み株式の過半数を取得し、医薬品事業に本格参入する。買収総額は1000億円を超すとみられる。
富山化学はTOB成立後に第3者割当増資を実施する見通しで、富士フイルムが引き受けるほか、21・8%を出資する大正製薬も出資比率を引き上げる見通し。
富山化学は新薬開発費用がかさみ、平成19年3月期に最終赤字に転落。19年9月末で累積損失を抱えるなど医薬品市場で苦戦していた。資金力を持った富士フイルムの傘下に入り、大正製薬を含めた3社による幅広い提携の実現で、医薬品市場で競争力を確保する。
富士フイルムの医療関連事業は、エックス線撮影装置や内視鏡などの医療機器が中心。医薬品や化粧品と合わせたメディカルシステム・ライフサイエンス事業の年間売上高は全体の約10%にあたる2667億円(19年3月期)。そのうち医薬品の割合はわずか約1〜2%だった。