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自動でつながりやすい電波に 世界初!複数無線の実験に成功
このニュースのトピックス:情報通信業界
情報通信研究機構やKDDI研究所などは12日、1台の携帯電話機で異なる高速無線通信の電波を自在に利用できる「コグニティブ(認識)無線」の中核技術を世界で初めて開発したと発表した。18日から横須賀リサーチパーク(YRP、神奈川県横須賀市)で開かれるシンポジウムで公開する。2、3年後をめどに実用化を目指す。
コグニティブ無線技術は、無線LAN(構内情報通信網)やWiMAX(ワイマックス)などの複数の電波規格を1台の端末で連続的に使い分ける技術。今回は電波の混雑度合いに応じて使用電波を自動変更するソフトなどの開発に成功した。これにより、つながりやすい通信方式を自動的に選択、会話を続けながら安定的な通信を維持できるようになる。また複数電波で同時に通信し、映像など大容量データの送受信を高速化することもできるという。
日本では携帯電話端末の普及台数が1億台を超え、電波の利用状況が逼迫(ひつぱく)している。コグニティブ無線が実現すれば、電波の混雑回避のほか、将来的には利用者が複数の電波のなかからより安い通信方式を選択できるメリットも期待できる。
研究にはほかに日立製作所、三菱電機、国際電気通信基礎技術研究所が参加。総務省主導の研究プロジェクトとして平成17年度から3年間かけて開発を進めてきた。