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タマゴ値上げに理解を 鶏卵生産者団体、飼料値上げで悲鳴
卵の生産者約550人で組織する日本鶏卵生産者協会は12日、「養鶏危機突破緊急全国生産者大会」を都内で開き、消費者に対して値上げに理解を求める活動を各地区ごとに始めることを決めた。
飼料価格の高騰による生産コストの上昇に加えて、生産過剰もあって卵価格も下落している。昨年並みの安い価格で推移すると鶏卵1キロ当たり45円の赤字になり、業界全体では1100億円前後の赤字が発生すると試算。養鶏業の廃業も増加しており、「かつてない危機的状況にある」(梅原宏保会長)という。
卵は物価の「優等生」として戦後60年以上にわたってほとんど価格は変わっていない。卵の生産原価の6割を飼料代が占めるが、飼料価格は最近1年半の間に5回も値上がりして累計で1トン当たり1万5000円上昇した。鶏卵パックなど資材価格も高騰しており、鶏卵1パック(10個入り)当たりでは27円のコスト増になっている。
同協会は、農水省などに対して国の保証による500億円規模の融資の実現や、東南アジアなどからくず米を調達して飼料にするなど飼料原料の多元化などの施策も求める。事業者それぞれの判断で、卵を産まなくなった鶏の廃鶏処理を前倒しすることで生産量を削減し、卵価格の上昇を図る自助努力も進める。